本文为 1941 年(昭和十六年)刊《天真正传香取神道流武道教范》中日双语校订版的全文转载,中日文对照编排:正文为中文译文,引用块为原书日文原文(附原书扫描页次)。
本篇为第 七 篇 · 第六编 棒术。
第一章 基本
第一节 姿势
如第四、第五编所述,棒术也应以不致崩坏的自然姿势坐、立、进退。持棒姿势必须毫无破绽,并始终保持能够自由自在动作的态势。自然体、右半身、左半身均与剑术、薙刀术所述相同。
原文(掃描頁112) 第四編、第五編にて述べたるが如く、棒術の姿勢も崩れざる樣に、自然に作座進退すべきである。棒を持ちたる姿勢も隙なくして、且つ自由自在に動作し得る態勢を終始持するのでなければならぬ。自然體、右半身、左半身の姿勢は、總て劍術、薙刀術にて述べたると同樣である。
第二节 握棒
握棒有顺手与逆手两种。顺手如通常握太刀柄:右半身时右手在前、左手在后;左半身时左手在前、右手在后。逆手握则是位于前方的手反握,后方之手顺握。
原文(掃描頁112) 棒の握り方には、順手握りと、逆手握りとがある。順手とは普通太刀の柄を握る如く、右半身の時は、右手を前に、左手は後にして握る。左半身の時は、左手を前に、右手は後にする。逆手握りとは、左右何れにても前方に出てゐる手が、逆手になり、後方の手は順手に持つのである。
握力应轻松缓和,击中瞬间再收紧手内。前手轻握,后手则从小指起依次确实用力。
原文(掃描頁113) 握り具合は、輕く、緩やかにして、打ちたる時は手の内を締めるのである。前に出てゐる手は輕く握り、後の手は確かと小指より順次に力を容れるのである。
通常把棒夹在左腋下:左手握棒中段,前端下垂,后端夹于腋下。
原文(掃描頁113) 棒の持ち方は、普通左小脇に抱へる。即ち左手にて棒の中程を持ち、前方を下げ、後方を脇下へ挟むのである。
第三节 捋棒
棒击出后必须立即收回,这一动作称为“捋棒”。捋棒在棒术中极为重要:放松前手,由后手抽回,至棒先只余三四寸时止住。捋棒后通常形成斜之构。初学者为专门练习此法,应连续练习左右横面打。
原文(掃描頁113) 棒にて打ちたる時、直に引くこと肝要なり。此の打ち出したる棒を引くことを、扱くと云ふ。棒術にてはこの扱きは大切なることである。扱くには、前の手の握りを緩くして後の手にて引き、棒先三四寸にして止めるのである。扱きたる時は、普通は斜の構となる。初心者は特にこの扱きの稽古をする爲め、連續に左右横面打ちを練習せねばならぬ。
第四节 构
一、清眼之构。
清眼分左构与右构。左清眼取左半身,左手在前、右手在后,握棒时后端留一束。左肘略伸,棒先对准敌之咽喉,右手置于右腰附近。伸出的左手可顺手握,也可逆手握。
原文(掃描頁113) 清眼には、左構と右構とがある。左構の清眼は、左半身にて、左手を前に、右手は後にして棒の端を一束残して握る。左肘は輕く伸して、棒先は敵の喉へつけ、右手は右腰邊につける。此の伸したる左手の握り方に順手と逆手とがある。
右清眼与左清眼相反。此构毫无空隙。
原文(掃描頁113) 右構の清眼は、左構の場合と反對である。此の構は、一點の隙なき構である。
二、上段之构。
上段有笠研上段和受止上段。笠研上段取左半身——〔下接扫描页114〕
原文(掃描頁113) 上段の構には、笠研しの上段と受留めの上段とがある。笠研しの上段は、左半身にて、——〔次頁へ續く〕
〔承上页〕将棒的长端朝向敌人,越过头顶取至肩部。左手逆握并伸直,右手弯曲,棒先对准敌之咽喉(四条之构)。
原文(掃描頁114) 〔前頁より〕棒の長き方を敵に向け頭を越して肩へとる構である。左手は逆手に持つて伸ばし、右手は屈げ、棒先を敵の喉へつける(四ヶ條の構)。
受止上段可取右半身或左半身。敌击面时,将双手抬至眼高以上接住;左半身时右手略高,右半身时左手略高。
原文(掃描頁114) 受け留めの上段は、右半身或は左半身にて、面に討ち來たるを、左右の手を眼の高さ以上に揚げて、受け留める構である。左半身の時は、右手を少し高く、右半身の時は左手を高く構へる。
此构不仅能够承受攻击,也可转入反击。
原文(掃描頁114) 此の構は單に受け留めるのみでなく、攻擊にも轉じられる構である。
三、下段之构。
下段也有左右两构,表棒术使用左半身下段。左手逆握置低,肘略伸;右手在棒端留一束处握持,屈肘取至右肩附近;棒先对准敌人双足之间,棒身不可离身体过远(一、二条之构)。
原文(掃描頁114) 下段の構にも、右構へと左構へとあるが、表の棒術にては左半身の下段が用ひられる。左手を逆手に持ちて下にし、肘は輕く伸して出す、右手は棒の端一束を残して握り、肘を屈げて右肩の邊にとり、棒先は敵の兩足の間へつけ、棒を體より餘り離さぬ様に構へる(一、二ヶ條の構)。
此构攻守皆可。
原文(掃描頁114) 此の構は攻防共に可能の構である。
四、中段之构。
中段也分左右。右中段以棒的长端对准敌之水月,双手略屈;左肘稍屈贴左腰,右手略向前、肘伸,使棒先比手元稍向上。
原文(掃描頁114) 中段にも右構と左構とがある。右構の中段は、棒先(長き方)を敵の水月へつけ、左右の手は輕く屈げ、左肘は少しく屈して左腰につけ、右手は少し前方へ、肘を伸して、棒先を手許より稍々上向く樣に構へる。
此构用于一个动作结束、转入下一动作之际。
原文(掃描頁114) 此の構は一つ事を仕ひ終つて、次の事に移る時に用ひられる。
中段另有蓄势待机之构。以左半身为例,棒先略偏向敌人中心左侧,棒保持水平,双肘微屈待机。所谓击右胴后不捋棒而蓄势,就是取此中段。
原文(掃描頁114) 又、中段には、ためて待つ構がある。此の構の棒先は(左半身の時)敵の中心より少し左へ寄せ、棒は水平に、左右の肘は輕く屈して待つ構である。例へば、右胴を打ちて扱かずにためると云ふ場合は、此の中段に構へるのである。
五、斜之构。
斜之构也分左右。左半身时不以棒的长端指敌,双手下垂、肘稍屈,棒水平持握(三条之构)。可由左清眼捋棒转入;也可由右清眼收右足转为左半身,同时抬棒先向后取构。以上为左半身斜之构,右半身则相反。
原文(掃描頁115) 斜の構にも左右の構がある。左半身の時は敵に棒先(長き方)を向けず、左右の手は下げ、僅に肘を屈し、棒は水平に持つ(三ヶ條の構)。此の構に移るには左清眼より扱きて構へる場合と、又右清眼より右足を後方へ引きて左半身となりつゝ、棒先を上げて後方へ構へる場合とがある。以上は左半身の斜の構であるが右半身の時はこの反對である。
斜之构既是待机之构,也是在攻击横面、胴、胫等部位后立即捋棒,准备下一次攻防的姿势。
原文(掃描頁115) 斜の構は、待機の構であり、又、横面、胴、脛等を攻擊したる時、直に扱きて、此の構となり次の攻防に備へるものである。
六、引杖之构。
取右半身,以右手将棒提在身体右侧,顺手轻握约棒长三分之一处;后端着地,前方短端对准敌之中心。肘自然下垂而不外张,棒身仅轻触身体(五条之构)。
原文(掃描頁115) 此の構は、右半身にて棒を右側へ、右手にて提げる。棒の三分の一の邊を輕く順手に握り、後方は地につけ、前方の短き方を敵の中心につける。此の時の肘は張らず自然に下げ、棒は體に輕く觸れる程度にする(五ヶ條の構)。
由左清眼捋棒并松开左手,同时将左足撤到右足后方,转为右半身成构。
原文(掃描頁115) 此の構のとり方は、左清眼より棒を扱きて左手を離しつゝ、左足を右足の後方へ退き右半身となつて構へるのである。
七、立杖之构。
取右半身,把棒垂直立在右足左斜前方;右手在约肩高处逆握,肘屈成近直角,仿佛从棒的右侧观察敌人。左手轻贴腰部(六条之构)。这是待机之构。
原文(掃描頁115) 右半身の構にて、棒を右足の左斜前に眞直に立て、右手にて肩の高さ位の所を逆手に持ち、肘を約直角に屈げ、敵を棒の右側に見る如く構へる。而して左手は輕く腰に當てる(六ヶ條の構)。此の構は待機の構である。
八、冠入身。
冠入身有上段与下段,表棒术使用下段。下段冠入身由右半身起,踏入左足转为左半身;右手挥举至头顶,左手向前伸肘,使棒的长端对准敌之胯部。
原文(掃描頁116) 冠り入身には、上段と下段とあるが、表の棒術にては下段が用ひられる。下段の冠り入身は、右半身構より、左足を踏込み、左半身となりつゝ之をなす。右手を頭上へ振り冠り、左手は前方へ、肘は伸して棒先(長き方)を敵の股につける。
此构用于进攻。
原文(掃描頁116) 此の構は攻擊に行く構である。
九、提棒。
提棒用于一条动作结束之际。例如左半身击右横面后提棒:左足收近右足,同时捋棒;棒保持水平,高度略低于眼、稍高于肩,左手在棒端留一束。
原文(掃描頁116) 引揚げは、一ヶ條畢りたる時に用ひられる。例へば、左半身にて右横面を打ちたる棒を引揚げるには、左足を右足の近くに寄せて棒を扱く。棒の高さは目通りより稍々低く、肩より少しく高く水平に引揚げるのである。此の時左手は棒の端一束を残す。
放下提起的棒时,左手下沉、右手抬起,使长端朝上,在身前垂直竖棒,再静静滑落。右半身时亦同。
原文(掃描頁116) 此の引揚げし棒を降すには、左手を下げ、右手を揚げて(棒の長き方が上になる)自分の前へ垂直に竪てゝ靜に滑らして降すのである。右半身の時も同樣なり。
此时目付与上述各构相同,始终监视敌人。
原文(掃描頁116) 此の時の目付は、以上各構と同樣に終始敵を見守るのである。
第五节 棒的攻击
一、击面。
击面时,从右半身斜之构踏入左足(间合较近时,则先把左足移近右足——〔下接扫描页117〕
原文(掃描頁116) 面を打つには、右半身の斜の構より、左足を踏込み(但し間合ひ近き時は、左足を右足の近く——〔次頁へ續く〕
〔承上页〕再收右足形成换步),挥棒举过头顶,自上击面。此时左手在前、肘伸直,右手贴右胸附近。
原文(掃描頁117) 〔前頁より〕に進め、右足を引き踏違ひになる)棒を振り冠りて上より面を打つ。此の時左手は前に、肘は伸し、右手は右乳の邊につける。
从左半身斜之构击面时,动作左右相反(二、四、五条)。
原文(掃描頁117) 左半身の斜の構よりの面打ちも、此の反對にて同樣なり(二、四、五ヶ條の事)。
立杖之构时,回棒改为顺手击打。身体保持右半身,右足随棒先一度后撤;回棒击出时,再踏出右足(六条)。
原文(掃描頁117) 立杖の構の時は、廻して順手に打つ。體は右半身のまゝにて、右足を棒と共に一旦引きて、棒を廻して打つ時に右足を踏出すのである(六ヶ條の事)。
二、击横面。
横面打分左右。击右横面时,由右半身斜之构踏左足至左斜前方,同时振棒;右足撤至左足后方,转为左半身击打。击中时左肘伸直,右肘弯曲,右拳贴右胸附近(二、三、四条)。
原文(掃描頁117) 横面打ちには、左右の横面打ちがある。右横面を打つには、右半身の斜の構より左足を左斜前へ踏込みつゝ、棒を振り上げ、右足を左足の後方へ引きて左半身となりて打つのである。打ちたる時、左肘を伸し、右肘は屈し、右拳は右乳の邊につける(二、三、四ヶ條の事)。
击左横面时,从左半身斜之构转为右半身击打(二、三、四、六条)。
原文(掃描頁117) 左横面を打つ時は、左半身の斜の構より、右半身となりて打つのである(二、三、四、六ヶ條の事)。
三、击胴。
胴打分右胴与左胴,表棒术只击右胴。击右胴时,由右半身踏左足至左斜前,右足撤至左足后方,转为左半身击打(二条)。
原文(掃描頁117) 胴打ちにも、右胴打ち、左胴打ちとあるが、表の棒術にては右胴打ちのみをする。右胴を打つには、右半身より左足を左斜前へ踏込み、右足を左足の後方へ引き左半身となりて打つのである(二ヶ條の事)。
四、击胫。
胫打可从左右发出:保持左半身略进身击右胫(二条),或保持右半身击左胫(二条);也可由右半身踏左足至左斜前,转为左半身击右胫(四条)。
原文(掃描頁117) 脛打ちは、左、或は右より打つ場合がある。右脛を左半身のまゝ少しく體を進めて打ち(二ヶ條の事)、又、左脛を右半身のまゝ打つ場合がある(二ヶ條の事)。右半身より左足を左斜前へ踏込み左半身となりて右脛を打つ事(四ヶ條の事)と、
另可由左半身上段踏入右足,左膝着地击右胫(一条)。击中时前手伸直、后肘弯曲,拳贴身体。
原文(掃描頁117) 左半身の上段より右足を踏込み、左膝をつきて右脛を打つ事がある(一ヶ條の事)。打ったる時、前の手は伸し後肘は屈げ、拳は體につける。
五、突刺。
棒的突刺有两种:保持清眼进身刺喉(六条);或击面后轻握伸出的左手,以后方右手推出刺喉(二条)。后手不可离身体过远。
原文(掃描頁118) 棒の突には、清眼に持ちたるまゝ體を進めて喉を突く事(六ヶ條の事)と、面を打って、出したる左手を輕く握り、後の右手にて突出し喉を突く事(二ヶ條の事)とがある。此の後の手は體より餘り離れてはならない。
还可边以棒卷住太刀边进一步,以右半身刺膝(六条);或右半身击面后抬左拳、屈双肘,作欲刺喉之势(二条)。
原文(掃描頁118) 又、棒にて太刀を巻きつゝ、一歩進み、右半身にて膝を突く事(六ヶ條の事)、及び右半身にて面を打ちて、左拳を上げ左右の肘を屈して喉を突かんと示し構へる事もある(二ヶ條の事)。
也可从左半身下段冠入身,向上刺击膝丸(膝下约一寸处)(一、五条)。
原文(掃描頁118) 尚ほ、左半身の冠り入身の下段より膝の丸(膝の一寸程下部)を突き上げる事がある(一、五ヶ條の事)。
第六节 太刀的攻击
一、面。
击面多踏入右足施卷打。(参见剑术编。)
原文(掃描頁118) 面を討つには、多く右足を踏込んで巻き討ちをする。(劍術編參照)
二、胴。
斩左胴时右足踏向右斜前;斩右胴时左足踏向左斜前,翻刃斩击。(参见剑术编、薙刀术编。)
原文(掃描頁118) 左胴を切るには、右足を右斜前に踏込んで切る、右胴を切る時は、左足を左斜前に踏込み、刃を返して切る。(劍術編、薙刀術編參照)
三、击小手。
击小手通常踏出右足,由上方击下。
原文(掃描頁118) 小手を討つには、普通、右足を前に踏出し上より討つ。
第七节 对棒攻击的承受法
一、面之受。
受面有后退以清眼相合(六条)与手里霞两类。手里霞有三种步法:第一,左足向左横踏(二条);第二,右足踏至左足左斜前(四条);第三,收左足接住(五条)。(参见剑术编。)
原文(掃描頁118) 面の受には、退いて清眼に合せる場合(六ヶ條の事)と手裏霞とがある。手裏霞には、足の踏み方が三通りある。第一は左足を左横に踏んで受ける(二ヶ條の事)。第二は右足を左足の左斜前へ踏出して受ける(四ヶ條の事)。第三は左足を引いて受け留める(五ヶ條の事)。(劍術編參照)
二、横面之受。
横面攻击来自侧方,因此通常受左横面时有转成右半身之意,受右横面时取左半身。无论左右,都应转正身体,以太刀护住面部,并抱着斩棒之意接住。
原文(掃描頁119) 横面は、側面よりの攻擊であるから、左横面の時は右半身になる心持にて受け、右横面の時は左半身にて受けるを普通とする。右横面も、左横面も、體を向き直り、太刀にて顔面を庇ふ如く、棒を切る心持ちにて受け留めるのである。
三、胴之受。
敌斩右胴时,收右足、翻刃,以逆手接住(三条)。
原文(掃描頁119) 右胴を切り來たる時は、右足を引きて刃を返し逆手に受け留める(三ヶ條の事)。
四、胫之受。
敌击左胫时,收左足,以太刀顺手接住(二条);击右胫时,收右足、翻刃,以逆手接住(二、四条)。
原文(掃描頁119) 左脛を打ち來たる時は、左足を引きて太刀にて順手に受け留める(二ヶ條の事)。右脛の時は、右足を引きて刃を返して逆手に受け留める(二、四ヶ條の事)。
敌从左侧击右胫时,收右足,如从上压棒般受流(一条)。
原文(掃描頁119) 左側より、右脛を打ち來たる時は、右足を引きて、棒を上より押へる如く受け流すのである(一ヶ條の事)。
五、突刺之受。
敌刺喉时,可边后退边以清眼相合接住(六条),也可收右足,如从左上方拨棒般避开(二条)。敌边以棒卷太刀边刺大腿时,则如向左拨开般避让(六条)。
原文(掃描頁119) 喉を突き來たる時は、退きつゝ清眼に合せて受ける場合(六ヶ條の事)と、右足を引きて、棒を左上方より拂ふが如く除ける事がある(二ヶ條の事)。又、棒にて太刀を巻きつゝ、腿を突き來たる時は、左へ拂ふ如く除ける(六ヶ條の事)。
敌从左半身下段冠入身向上刺膝丸时,收右足,以左下段接住(一、五条)。
原文(掃描頁119) 尚ほ、左半身の冠り入身の下段より膝の丸を突上げ來たる時は、右足を引きて左下段に受留める(一、五ヶ條の事)。
第八节 对太刀攻击的承受法
一、面之受。
以右半身中段待机时,敌击面便撤右足至右斜后,以左上段接住(三、六条)。以左半身蹲居下段时,则边起身边撤向右斜后,以左上段接住(一条)。
原文(掃描頁120) 右半身の中段の構にて待つ時、面に來たれば、右足を右斜後に引き、左上段に受け留める(三、六ヶ條の事)又、左半身にて蹲して下段の時は、起ちつゝ右斜後に退きて左上段には受留める(一ヶ條の事)。
左半身斜之构时,可撤左足至左斜后,以右上段接住(二条);也可把左足直向后撤并振棒,如击面般以清眼相合承受(三条)。
原文(掃描頁120) 左半身斜の構の時は、左足を左斜後に引き、右上段に受留める場合(二ヶ條の事)と、左足を眞後に引きて棒を振り上げ、面を打つ如くにして清眼に合せて受ける時とある(三ヶ條の事)。
左下段时敌击面,则以原体后退,以清眼相合接住(一、二条)。
原文(掃描頁120) 又左下段の時、面に來たれば原體に退きて清眼に合せて受ける(一、二ヶ條の事)。
引杖之构时,左足撤至左斜后,伸棒相合接住(五条)。
原文(掃描頁120) 引杖の構の時は、左足を左斜後へ引き棒を突出し合せて受ける(五ヶ條の事)。
笠研上段时,收右足,以清眼相合接住(四条)。
原文(掃描頁120) 笠研の上段の時は、右足を引きて清眼に合せて受留める(四ヶ條の事)。
二、胴之受。
左半身斜之构时,敌斩左胴,则边向后收左足边避开,振棒转为右半身,自上击太刀(五、六条)。右半身时则收右足避开,振棒自上击太刀(五、六条)。
原文(掃描頁120) 左半身にて斜の構の時、左胴と來たれば、左足を後方へ引きつゝ除け棒を振り上げ右半身となりて上より太刀を打つ(五、六ヶ條の事)。又、右半身の時は、右足を引きて除け、棒を振りあげ上より太刀を打つのである(五、六ヶ條の事)。
右半身以棒击面后,受太刀以手里霞受住并斩右胴时,保持居体退向左斜后,避开并击打太刀(四条)。
原文(掃描頁120) 又、右半身となり棒にて面を打ちたる時、受太刀が手裏霞に受けて右胴と來たれば、居體にて左斜後に退きて除け、太刀を打つのである(四ヶ條の事)。
三、小手之受。
右半身左膝着地击胫时,敌击小手,便边起身边跃向左斜后避开并击太刀(一条)。右半身击太刀时敌击小手,则左足略向左横踏避开,回棒拨卷太刀(六条)。
原文(掃描頁120) 右半身にて左膝をつき、脛を打ちたる時、小手と來たらば、起ちつゝ左斜後へ飛去りて除け、太刀を打つ事(一ヶ條の事)。及び右半身にて太刀を打ちたる時、小手と來たる時は、左足を少して左横へ踏みて除け、棒を廻して太刀を拂へ巻く事(六ヶ條の事)。
右半身击面时敌击小手,则屈肘竖手避开,示突后退向左斜后(二条)。
原文(掃描頁121) 又、右半身にて面を打ち込みたる時、小手と來れば肘を屈げ手を立てゝ除け、突を示して左斜後に退く事(二ヶ條の事)とがある。
第九节 连续基本练习形
一、一本目 受面、击左横面、上刺。
(下段之构)右足撤至左斜后,以清眼相合受面;捋棒转为右半身,击左横面;再捋棒转为左半身下段冠入身,向上刺膝丸,同时右膝着地并放低棒(二条)。
原文(掃描頁121) (下段の構)右足を左斜後に引きて、面を清眼に合せ受け、棒を扱きて右半身となり、左横面を打ち、扱きて左半身の冠り入身となりて、膝の丸を突き上げつゝ右膝をつきて棒を下げる(二ヶ條の事)。
二、二本目 受面、击胫、避小手、击右横面。
(蹲居下段)边起身边撤向右斜后,以左上段受面;捋棒踏入右足,左膝着地同时击右胫;起身退向左斜后,避小手并击太刀;捋棒进左足,转为左半身击右横面(一条)。
原文(掃描頁121) (蹲して下段)起上りつゝ右斜後に退き、面を左上段に受留め、棒を扱きて右足を踏込み、左膝をつきつゝ、右脛を打ち、起ちて左斜後に退きつゝ、小手を除けて太刀を打ち、棒を扱きて、左足を進め左半身となり、右横面を打つ(一ヶ條の事)。
三、三本目 受面、击右胫、击左横面、击左胫。
(下段之构)右足撤至左斜后,以清眼相合受面;保持居体,从略偏左处击右胫;捋棒转为右半身,击左横面;再保持居体,从略偏右处击左胫(二条)。
原文(掃描頁121) (下段の構)右足を左斜後に引きて、面を清眼に合せ受け、居體にて、少し左側より右脛を打ち、棒を扱きて右半身となりつゝ、左横面を打ち、居體にて、少し右側より左脛を打つ(二ヶ條の事)。
四、四本目 击面、突刺、击面、避小手并示突。
(右中段之构)边捋棒边转为左半身击面;以伸出的左手为支点刺喉;捋棒转为右半身再击面;屈双肘避小手,向面部示突,同时大幅跃退至左斜后并高位捋棒(二条)。
原文(掃描頁121) (右中段の構)棒を扱きつゝ左半身となり面を打ち、出てゐる左手を支點として喉を突き、扱きて右半身となり、面を打ち兩肘を屈して小手を除け、面部へ突を示して、左斜後へ大きく飛び去りつゝ棒を高く扱く(二ヶ條の事)。
五、五本目 受面、击左横面、受面。
(斜之构)收左足转为右半身,同时从后方直线伸棒,以清眼相合受面;捋棒转为左半身,击右横面;再捋棒,左足撤至左斜后,以右上段受面(三条)。
原文(掃描頁121) (斜の構)左足を引き右半身となりつゝ、棒を後より眞直に出して、面を清眼に合せ受け、扱きて、左半身となり、右横面を打ち、棒を扱きて、左足を左斜後に引きて面を右上段に受ける(三ヶ條の事)。
六、六本目 击右胴、受面、击左横面。
(右上段之构)捋棒并进左足至左斜前,击右胴后不捋棒,以中段蓄势待机;右足撤至右斜后,以左上段受面;捋棒后右足踏向右斜前,转为右半身击左横面(三条)。
原文(掃描頁121) (右上段の構)棒を扱きて左足を左斜前に進め、右胴を打ちて扱かず、中段にためて待ち、右足を右斜後に引き、面を左上段に受留め、棒を扱きて右足を右斜前へ踏込み右半身となり左横面を打つ(三ヶ條の事)。
第九节 连续基本练习形(续)
七、七本目 受面、击面、避右胴。
原文(掃描頁122) 七、七本目 面受、面打、右胴除
(笠研上段)右足撤至左斜后,以清眼相合受面;捋棒转为右半身击面;保持居体退向左斜后,避右胴并击太刀(四条)。
原文(掃描頁122) (笠研の上段)右足を左斜後に引きて、面を清眼に合せ受け、棒、扱きて、右半身となりて面を打ち、居體にて左斜後に退きつゝ、右胴を除けて、太刀を打つ(四ヶ條の事)。
八、八本目 受面、上刺、击面。
原文(掃描頁122) 八、八本目 面受、突上、面打
(引杖之构)左足撤至左斜后,左手添握并伸棒受面;踏出左足取冠入身,上刺膝丸;捋棒转为右半身击面(五条)。
原文(掃描頁122) (引杖の構)左足を左斜後に引き、左手を添へて、棒を突出し、面を受け、左足を踏出し、冠り入身となりて膝の丸を突上げ、棒を扱きて、右半身となり面を打つ(五ヶ條の事)。
九、九本目 避小手击面、突刺、避右胴。
原文(掃描頁122) 九、九本目 小手除面、突、右胴除
(立杖之构)收右足同时引棒避小手,随即回棒改顺手击面;棒先略沉,刺喉并依次左、右前进两步;捋棒收右足,转为左半身避右胴并击太刀(六条)。
原文(掃描頁122) (立棒の構)右足を引くと共に棒を引き寄せ、小手を除けつゝ、棒を廻して面を打ち、棒先を少し下げて喉を突きつゝ左、右と二歩進み、棒を扱きて、右足を引き左半身となりて、右胴を除けて太刀を打つ(六ヶ條の事)。
十、十本目 避右胴、避左胴、避小手、突刺。
原文(掃描頁122) 十、十本目 右胴除、左胴除、小手除、突
(右清眼之构)捋棒收右足转为左半身,避右胴并击太刀;再边捋棒边收左足转为右半身,避左胴并击太刀;左足向左横踏避小手,边卷太刀边依次左、右前进,刺大腿(六条)。
原文(掃描頁122) (右清眼の構)棒を扱きて右足を引き左半身となり、右胴を除け太刀を打ち、又棒を扱きつゝ、左足を引きて右半身となり、左胴を除けて太刀を打ち、左足を左横へ踏みて小手を除け、太刀を巻きつゝ、左、右と進みて、腿を突く(六ヶ條の事)。
第二章 礼式
对神之礼。
受太刀佩刀,打入方将棒夹于左腋,双方目礼后同进神前,在适当位置跪下。受太刀拔刀置于身前;打入方以右手辅助把棒向前送出,垂直置于左侧。起身后依次右、左退两步,正坐行礼;由右足起身,依次左、右进两步跪下,同时取太刀、棒举至额前。将太刀、棒略向右移,依次右、左退两步;受太刀纳刀佩带,打入方把棒夹于左腋,双方目礼。
原文(掃描頁122) 受太刀は帶刀し、打込は棒を左小脇に抱へ目禮をして、揃って神前に進み適當の位置にて跪し、受は拔刀して前に置き、棒は右手を添へて前へ出し左側へ眞直に置きて起ち上り、右左と二歩退きて、正座して禮をなし、右足より起ち上りて左右と二歩進みて跪し、同時に太刀と棒を把りて戴く、太刀、棒を少し右に外らして右左と二歩退き、太刀を納めて帶刀し、棒を左小脇に抱へて目禮をする。
练习结束后,同样进至神前行礼。
原文(掃描頁122) 稽古畢りて、神前に進み同様の禮をする。
相互之礼。
神前礼毕,受太刀居上席、打入方居下座,相距二间半至三间相互目礼;前进一步跪下,受太刀拔刀,打入方以右手添棒向前送出,使太刀与棒相合五六寸后置于地面。起身依次右、左退两步,再跪下,双手着地行礼。
原文(掃描頁122) 神前の禮を畢りて、受、上席に、打込、下座になり、二間半乃至三間隔てゝ互に目禮し、一歩進みて跪し、太刀を拔き、棒は右手を添へて差出し五六寸合せて下に置き、起って右左と二歩退きて、跪し兩手を床について禮をなす。
起身前进两步跪下,相互取太刀、棒合于清眼,起身进入练习。练习结束回到原位,太刀与棒以清眼相合;跪下置于地面,起身退两步再跪下行礼。随后起身进两步,相互取太刀、棒合于清眼并起身;太刀切先与棒先均略向右偏,依次右、左退两步。受太刀纳刀,打入方夹棒于左腋,以目礼结束。
原文(掃描頁123) 起ち上り二歩進みて跪し、互に太刀、棒を把りて清眼につけ、起ち上りて事に入る。事畢って、元の位置に還り太刀、棒を清眼に合せ、跪して下に置き、起ち上りて二歩退きて跪し、禮をする。起ち上りて二歩進みて、互に太刀、棒を把り清眼につけて起ち上り、太刀の切先を少しく右へ寄せ、棒先も少しく右へよせて右左と二歩退き、受は納刀、棒は左小脇に抱へて、目禮して終るのである。
团体练习之礼。
道场内个人练习依前述礼法。学校、团体人数较多时,受太刀佩刀、打入方把棒夹于左腋,面向神前立礼;相互之礼也保持佩刀、夹棒姿势行立礼,再进入练习;结束后同样立礼,最后全体面向神前敬礼。
原文(掃描頁123) 道場内に於ける個人稽古の禮は、前述の如くであるが、學校、團體等多人數の場合は、受太刀は帶刀し、打込は棒を左小脇に抱へたるまゝ、神前に向ひ敬禮をなし、相互の禮も、同じく帶刀、小脇に抱へたるまゝ、立禮をして、事に入り、事畢って同じく立禮をする。最後に揃って、神前に向ひ敬禮をする。
对教师之礼,应在全体先向神前行礼后进行;练习结束,也先向神前行礼,再向教师行礼。
原文(掃描頁123) 尚ほ、師に對する禮は、初め一同揃って、神前に禮をして後に之をなし、又、稽古畢って、神前に禮をなして後、師に對し禮をする。
第三章 棒术六条技法解说
第一节 一条 迫合之棒
攻方顺序。 打込順序
(左下段之构)受面、击左横面、上刺、受面、击胫、避小手、击右横面。
原文(掃描頁123) (左下段の構)面受、左横面打、突上、面受、脛打、小手除、右横面打。
攻方顺序说明。
以左下段用清眼接住来击之面;捋棒击左横面;取冠入身上刺并落右膝;起身以左上段受面;落左膝击胫;边起身边避小手并击太刀;击右横面后提棒。
原文(掃描頁123) 左下段にて面と來るを清眼に受け、扱きて左横面を打ち、冠り入身にて突上げ、右膝をつく、面を起ちて左上段に受留め、左膝をつきて脛を打ち、起ちつゝ小手を除けて太刀を打ち、右横面を打って引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:下段之构。
原文(掃描頁123) 打込 下段の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁123) 受太刀 斜の構
一、受面、击左横面。 1、面受、左横面打
(攻方)略退受面,以清眼相合;捋棒转为右半身,击左横面。
原文(掃描頁124) (打込)面を少し退き清眼に合せ受け、棒を扱きて、右半身となり左横面を打つ。
(受太刀)由清眼卷打击面;左足略向右斜后撤,接住左横面。
原文(掃描頁124) (受太刀)清眼より巻討ちに面を討ち、左足を少し右斜後へ引き、左横面を受留める。
二、上刺。 2、突上
(攻方)捋棒转为左半身冠入身,上刺膝丸;右膝着地,放低棒等待。
原文(掃描頁124) (打込)扱きて左半身の冠り入身となり膝の丸を突上げて、右膝をつき、棒を下げて待つ。
(受太刀)收右足,以左下段接住突刺。
原文(掃描頁124) (受太刀)右足を引きて、突を左下段に受留める。
三、受面。 3、面受
(攻方)边起身边撤向右斜后,以左上段受面。
原文(掃描頁124) (打込)起上りつゝ右斜後に退き、面を左上段に受留める。
(受太刀)进右足击面,取上段。
原文(掃描頁124) (受太刀)右足を進みて面を討ち、上段に構へる。
四、击胫。 4、脛打
(攻方)踏入右足,左膝着地同时击右胫。
原文(掃描頁124) (打込)右足を踏込み、左膝をつきつゝ、右脛を打つ。
(受太刀)收右足避开,同时如向下压般以左下段受流。
原文(掃描頁124) (受太刀)右足を引きて除けつゝ、左下段に押へる如く受け流す。
五、避小手。 5、小手除
(攻方)起身退向左斜后,避小手并击太刀。
原文(掃描頁124) (打込)起ち上りて左斜後に退きつゝ小手を除けて、太刀を打つ。
(受太刀)进右足击小手。
原文(掃描頁124) (受太刀)右足を進めて小手を討つ。
六、击右横面。 6、右横面打
(攻方)捋棒转为左半身,击右横面;提棒、竖棒静静放下,保持残心。
原文(掃描頁124) (打込)棒を扱きて左半身となり、右横面を打ち、引揚げて棒を竪て靜に降す(殘心)。
(受太刀)收右足接住横面;后退施卷打,保持残心。
原文(掃描頁124) (受太刀)右足を引きて、横面を受留めて退きて巻き討(殘心)。
第二节 二条 臑挫之棒
攻方顺序。 打込順序
(左下段之构)受面、击右胫、击左横面、击左胫、击面、突刺、击面、避小手并示突。
原文(掃描頁124) (左下段の構)面受、右脛打、左横面打、左脛打、面打、突、面打、小手除突。
攻方顺序说明。
以左下段用清眼受面;保持居体击右胫;捋棒击左横面;保持居体击左胫;捋棒击正面并刺喉;再捋棒击面,示突同时避小手,大幅后退提棒。
原文(掃描頁124) 左下段にて面と來るを清眼に受け、居體にて右脛を打ち、扱きて左横面を打ち、居體にて左脛を打ち、扱きて正面を打ち、喉を突き、扱きて面を打ち、突を示して小手を除けつゝ大きく退いて引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:下段之构。
原文(掃描頁124) 打込 下段の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁124) 受太刀 斜の構
一、受面、击右胫。 1、面受、右脛打
(攻方)略退受面,以清眼相合;不捋棒,保持原势击右胫。
原文(掃描頁125) (打込)面を少し退き清眼に合せ受け、棒を扱かず、そのまゝ右脛を打つ。
(受太刀)由清眼卷打击面;收右足接住胫击。
原文(掃描頁125) (受太刀)清眼より巻討ちに面を討ち、右足を引きて、脛を受留める。
二、击左横面。 2、左横面打
(攻方)捋棒转为右半身,击左横面。
原文(掃描頁125) (打込)棒を扱きて、右半身となり左横面を打つ。
(受太刀)保持居体接住横面。
原文(掃描頁125) (受太刀)居體のまゝ、横面を受け留める。
三、击左胫。 3、左脛打
(攻方)不捋棒,保持原势击左胫。
原文(掃描頁125) (打込)棒を扱かず、そのまゝ左脛を打つ。
(受太刀)收左足接住胫击。
原文(掃描頁125) (受太刀)左足を引きて、脛を受留める。
四、击面、突刺。 4、面打、突
(攻方)捋棒转为左半身击正面,以左手为支点刺喉。
原文(掃描頁125) (打込)棒を扱きて、左半身となり正面を打ちて、左手を支點として、喉を突く。
(受太刀)以手里霞受面;收左足避突,同时向右拨开。
原文(掃描頁125) (受太刀)面を手裏霞に受け、左足を引きて突を除けつゝ右へ拂ふ。
五、击面、避小手并示突。 5、面、小手除突
(攻方)捋棒转为右半身击面;示突并避小手,大幅退向左斜后同时提棒,再竖棒放下,保持残心。
原文(掃描頁125) (打込)扱きて右半身となり面を打ち、突を示して小手を除け、左斜後へ大きく退きつゝ引揚げ、棒を竪てゝ降す(殘心)。
(受太刀)以手里霞受面;进右足欲击小手,继而施卷打,保持残心。
原文(掃描頁125) (受太刀)面を手裏霞に受けて、右足を進めて小手を討たんとして巻き討(殘心)。
第三节 三条 左右之棒
攻方顺序。 打込順序
(斜之构)受面、击右横面、受面、击右胴、受面、击左横面。
原文(掃描頁125) (斜の構)面受、右横面打、面受、右胴打、面受、左横面打。
攻方顺序说明。
取斜之构,敌击面时收左足以清眼接住;捋棒击右横面,再捋棒取斜之构;以右上段受面;捋棒击右胴,蓄势待机;以左上段受面,击左横面后提棒。
原文(掃描頁125) 斜の構にて面と來るを左足を引いて清眼に受け、扱きて右横面を打ち、扱いて斜の構、面を右上段に受留め、扱きて右胴を打ち、ためて待つ。面を左上段に受留め、左横面を打つて引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:斜之构。
原文(掃描頁125) 打込 斜の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁125) 受太刀 斜の構
一、受面、击右横面。 1、面受、右横面打
(攻方)收左足并转为右半身,以清眼相合受面;捋棒转为左半身——〔下接扫描页126〕
原文(掃描頁125) (打込)左足を引き右半身となりつゝ、面を清眼に合せ受け、棒を扱きて、左半身となりつゝ——〔次頁へ續く〕
〔承上页〕击右横面,再捋棒待机。
原文(掃描頁126) 〔前頁より〕右横面を打ち、棒を扱いて待つ。
(受太刀)由清眼卷打击面;收右足接住右横面。
原文(掃描頁126) (受太刀)清眼より巻討ちに面を討ち、右足を引き右横面を受留める。
二、受面。 2、面受
(攻方)左足撤至左斜后,以右上段受面。
原文(掃描頁126) (打込)左足を左斜後に引きて、面を右上段に受留める。
(受太刀)进右足击面。
原文(掃描頁126) (受太刀)右足を進めて、面を討つ。
三、击左胴。 3、左胴打
(攻方)捋棒,左足进至左斜前,击右胴;不捋棒,以中段蓄势待机。
原文(掃描頁126) (打込)棒を扱きて、左足を左斜前へ進め、右胴を打ち、扱かず中段にためて待つ。
(受太刀)收右足接住胴击。
原文(掃描頁126) (受太刀)右足を引いて、胴を受留める。
四、受面。 4、面受
(攻方)右足撤至右斜后,以左上段受面。
原文(掃描頁126) (打込)右足を右斜後へ引き、面を左上段に受留める。
(受太刀)进右足击面。
原文(掃描頁126) (受太刀)右足を進めて、面を打つ。
五、击左横面。 5、左横面打
(攻方)捋棒,右足踏向右斜前,击左横面;提棒、竖棒放下,保持残心。
原文(掃描頁126) (打込)棒を扱きて、右足を右斜前へ踏込み左横面を打ち、引揚げ、棒を竪てゝ降す(殘心)。
(受太刀)左足略向右后撤,接住横面;后退施卷打,保持残心。
原文(掃描頁126) (受太刀)左足を少し右後へ引きて横面を受け、退きて巻き討(殘心)。
第四节 四条 笠研之棒
攻方顺序。 打込順序
(笠研上段)受面、击面、避右胴、击右横面、击左横面、击右胫。
原文(掃描頁126) (笠研の上段)面受、面打、右胴除、右横面打、左横面打、右脛打。
攻方顺序说明。
由笠研上段将棒取至胸前,以清眼受面;捋棒击正面;保持居体后退,避胴同时击太刀;捋棒击右横面,再捋棒击左横面,再次捋棒击右胫并提棒。
原文(掃描頁126) 笠研の上段より胸にとり、面を清眼に受け、扱きて正面を打ち、居體に退いて胴を除けつゝ太刀を打ち、扱いて右横面を打ち、扱いて左横面を打ち、又扱いて右脛を打つて引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:笠研上段之构。
原文(掃描頁126) 打込 笠研の上段の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁126) 受太刀 斜の構
一、受面、击面。 1、面受、面打
(攻方)将棒取至胸前,略退以清眼受面;捋棒转为右半身击面。
原文(掃描頁126) (打込)棒を胸にとり面を少し退き清眼に受け、棒を扱きて、右半身となり面を打つ。
(受太刀)由清眼卷打击面;右足略进至左斜前,以手里霞接住面击。
原文(掃描頁126) (受太刀)清眼より巻討ちに面を討ち、右足を少し左斜前へ進めて、面を手裏霞に受留める。
二、避右胴。 2、右胴除
(攻方)退向左斜后,避右胴并击太刀。
原文(掃描頁127) (打込)左斜後に退きつゝ、右胴を除けて太刀を打つ。
(受太刀)左足踏向左斜前,斩右胴。
原文(掃描頁127) (受太刀)左足を左斜前へ踏込みて右胴を討つ。
三、击右横面。 3、右横面打
(攻方)捋棒,左足踏向左斜前,击右横面。
原文(掃描頁127) (打込)棒を扱きて、左足を左斜前へ踏込み右横面を打つ。
(受太刀)保持居体接住右横面。
原文(掃描頁127) (受太刀)居體にて、右横面を受留める。
四、击左横面。 4、左横面打
(攻方)捋棒转为右半身,击左横面。
原文(掃描頁127) (打込)棒を扱きて右半身となり、左横面を打つ。
(受太刀)边收左足边接住左横面。
原文(掃描頁127) (受太刀)左足を引きつゝ、左横面を受留める。
五、击右胫。 5、右脛打
(攻方)捋棒转为左半身,击右胫;提棒、竖棒放下,保持残心。
原文(掃描頁127) (打込)棒を扱きて、左半身となりて、右脛を打ち、引揚げ、棒を竪てゝ降す(殘心)。
(受太刀)收右足接住右胫;后退施卷打,保持残心。
原文(掃描頁127) (受太刀)右足を引きて右脛を受留め、退きて巻き討(殘心)。
第五节 五条 刎钓瓶之棒
攻方顺序。 打込順序
(引杖之构)受面、上刺、击面、避右胴、避左胴。
原文(掃描頁127) (引杖の構)面受、突上、面打、右胴除、左胴除。
攻方顺序说明。
取引杖之构,左足收近右足;敌击面时收左足、伸棒接住;取冠入身上刺;捋棒击正面;再捋棒,避右胴同时击太刀并提棒。
原文(掃描頁127) 引杖の構、左足を右足の近くに寄せ、面を來たるを左足を引いて棒を出して受け、冠り入身にて突き上げ、扱きて正面を打ち、扱いて右胴を除けつゝ太刀を打つて引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:引杖之构。
原文(掃描頁127) 打込 引杖の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁127) 受太刀 斜の構
一、受面、上刺。 1、面受、突上
(攻方)左足撤至左斜后,左手添握,向面部伸棒受面;踏出左足取冠入身,上刺膝丸。
原文(掃描頁127) (打込)左足を左斜後に引き、左手を添へて、棒を顔面へ突出して面を受け、左足を踏出し、冠り入身に膝の丸を突上げる。
(受太刀)由清眼卷打击面;对方上刺时,收右足以下段接住。
原文(掃描頁127) (受太刀)清眼より巻討ちに面を討ち、突き上げ來たるを、右足を引きて、下段に受留める。
二、击面。 2、面打
(攻方)边捋棒边转为右半身击面。
原文(掃描頁127) (打込)棒を扱きつゝ右半身となりて、面を討つ。
(受太刀)收左足,以手里霞接住面击。
原文(掃描頁128) (受太刀)左足を後に引きて、面を手裏霞に受留める。
四、避右胴。 4、右胴除
(攻方)捋棒,边收右足边转为左半身,避右胴并击太刀。
原文(掃描頁128) (打込)棒を扱きて、右足を引きつゝ、左半身となり右胴を除けて太刀を打つ。
(受太刀)左足踏向左斜前,斩右胴。
原文(掃描頁128) (受太刀)左足を左斜前へ踏込みつゝ、右胴を討つ。
三、避左胴。 3、左胴除
(攻方)捋棒收左足,避左胴并击太刀;提棒、竖棒放下,保持残心。
原文(掃描頁128) (打込)扱いて左足を引き、左胴を除けて太刀を打ち、引揚げ、棒を竪てゝ降す(殘心)。
(受太刀)右足踏向右斜前,斩左胴;后退施卷打,保持残心。
原文(掃描頁128) (受太刀)右足を右斜前へ踏込みつゝ、左胴を討ち、退きて巻き討(殘心)。
第六节 六条 立浪之棒
攻方顺序。 打込順序
(立杖之构)避小手击面、突刺、避右胴、避左胴、避小手、突刺、避右胴、受面、击左横面。
原文(掃描頁128) (立杖の構)小手除面、突、右胴除、左胴除、小手除、突、右胴除、面受、左横面打。
攻方顺序说明。
取立杖之构,敌击小手时引棒避开,回棒击面;刺喉并前进两步;捋棒避右胴并击太刀,再捋棒避左胴并击太刀。敌击小手时边卷太刀边前进两步刺大腿;捋棒避右胴同时击太刀;以左上段受面;捋棒击左横面并提棒。
原文(掃描頁128) 立杖の構にて小手と來るを引いて除けつゝ廻して面を打ち、喉を突いて二歩進み、扱いて右胴を除けて太刀を打ち、又扱いて左胴を除けて太刀を打つ。小手と來ると太刀を巻きつゝ二歩進みて腿を突き、扱きて右胴を除けつゝ太刀を打ち、面を左上段に受留め、扱いて左横面を打つて引揚げる。
攻方与受太刀详解。
攻方:立杖之构。
原文(掃描頁128) 打込 立杖の構
受太刀:斜之构。
原文(掃描頁128) 受太刀 斜の構
一、避小手击面、突刺。 1、小手除面、突
(攻方)随右足一起引棒避小手,立即回棒改顺手击面;棒先略沉,刺喉并依次左、右前进两步。
原文(掃描頁128) (打込)右足と共に棒を引き寄せて小手を除け、直に棒を廻して順手に持ち面を打ち、棒先を少し下げて喉を突きつゝ、左右と二歩進む。
(受太刀)由清眼击小手;后退,以清眼相合受面;依次右、左后退避突。
原文(掃描頁128) (受太刀)清眼より小手を討ち、退きて、面を清眼に合せ受け、右左と退きて、突を除ける。
二、避右胴。 2、右胴除
(攻方)捋棒收右足,转为左半身,避右胴并击太刀。
原文(掃描頁128) (打込)扱きて右足を引き、左半身となりつゝ、右胴を除けて太刀を打つ。
(受太刀)左足进至左斜前,斩右胴。
原文(掃描頁128) (受太刀)左足を左斜前に進みて、右胴を討つ。
三、避左胴。 3、左胴除
(攻方)捋棒收左足,转为右半身,避左胴并击太刀。
原文(掃描頁128) (打込)扱きて、左足を引き、右半身となりつゝ左胴を除けて太刀を打つ。
第六节 六条 立浪之棒(续)
(受太刀)右足向右斜前推进,斩左胴。
原文(掃描頁129) (受太刀)右足を右斜前に進みて、左胴を討つ。
四、避小手、突刺。
原文(掃描頁129) 4、小手除、突
(打入)左足向左横踏以避小手,一边卷住太刀,一边依次左、右前进两步,刺击大腿。
原文(掃描頁129) (打込)左足を左横へ踏み小手を除けて、太刀を巻きつゝ、左右と二歩進みて、腿を突く。
(受太刀)右足略向左斜前推进,击小手;太刀被卷住后,依次右、左后退两步,同时如向左拨开般以下段避开突刺。
原文(掃描頁129) (受太刀)右足を少し左斜前へ進め、小手を討ち、太刀を巻かれて右左と二歩退りつゝ、突を左へ拂ふ如く下段に除ける。
五、避右胴。
原文(掃描頁129) 5、右胴除
(打入)收右足转为左半身,避右胴的同时击打太刀,不再捋棒,停在中段等待。
原文(掃描頁129) (打込)右足を引きて左半身となり、右胴を除けつゝ太刀を打ちて、扱かず中段にて待つ。
(受太刀)左足向左斜前推进,斩右胴。
原文(掃描頁129) (受太刀)左足を左斜前へ進みつゝ、右胴を討つ。
六、受面。
原文(掃描頁129) 6、面受
(打入)右足撤至右斜后方,在左上段接住面击。
原文(掃描頁129) (打込)右足を右斜後に引きて、面を左上段に受留める。
(受太刀)踏入右足击面。
原文(掃描頁129) (受太刀)右足を踏込み、面を討つ。
七、击左横面。
原文(掃描頁129) 7、左横面打
(打入)右足向右斜前踏入,击左横面;随后提棒、竖棒下落,保持残心。
原文(掃描頁129) (打込)右足を右斜前へ踏込み、左横面を打ち、引揚げ、棒を竪てゝ降す(殘心)。
(受太刀)收左足同时接住左横面;后退施卷打,保持残心。
原文(掃描頁129) (受太刀)左足を引きつゝ、左横面を受留め、退きて巻き討(殘心)。
来源:《天真正传香取神道流武道教范》(杉野嘉男・伊藤菊枝 著,昭和十六年十一月刊)中日双语图文校订版全文转载,文字与图像均据该版整理。